
左から、弊社担当 寺尾、CTO 丹さま
株式会社DELTAさまは、クラウドのコスト削減を主軸に事業を展開し、成果報酬型モデルで企業のクラウド最適化を支援しています。
事業立ち上げ期は、市場での仮説検証がうまく進む一方、その成果を受け止める体制が十分ではありませんでした。コスト削減は一定の経験や専門スキルが求められる領域のため、プロパーを一気に採用して即戦力へ育成する進め方が難しいという事情も重なり、人材面の課題が浮き彫りになっていたといいます。
こうした背景から、実務に必要なスキルを即戦力として補える人材を求め、フリーランスの活用を検討されました。そこで今回は、CTOの丹 哲郎さまに、フリーランス活用の背景や、参画後に生まれた変化について詳しく伺いました。

丹さま:当社は、クラウドのコスト削減のビジネスを主軸に事業を展開しています。削減できたコスト分を成果報酬としていただく仕組みです。
組織体制は、私が代表を務め、もう一名の取締役とともに事業を推進する形です。開発チームに13名、ビジネスサイドに2〜3名在籍し、メンバーの約半数がコスト削減事業、残りのメンバーが受託開発などその他の事業を担当しています。
丹さま:当時は事業が立ち上がったばかりで、市場で仮説検証を進めている段階でした。ありがたいことに想定していた仮説がうまく機能したものの、それを受け止める体制が十分ではありませんでした。
コスト削減の事業は、一定の経験や専門スキルが求められる領域です。そのため、プロパーを一気に採用して即戦力として育てるという進め方が、受託事業ほど簡単ではないという事情もありました。
こうした背景が重なり、結果として人材面の課題が浮き彫りになっていたのです。
丹さま:丹さま:ご縁があり、プロパートナーズをご紹介いただいたことがきっかけでした。
プロパートナーズにはハイスキルな人材が多く、単にデータベースから条件で検索して紹介されるという形式ではなく、こちらの意図を汲んだうえで丁寧に提案してもらえる点に信頼を感じました。
新たに別の手段を開拓するより、継続してお願いした方が良いと考え、今も長くお世話になっている状況です。
インフラエンジニアとして、非機能要件の策定から設計・構築・運用まで一通りを経験。ワークロードに適したAWS技術の選定や設計・実装・改善を得意とし、オンプレ環境からのクラウド化や負荷試験からのパフォーマンスチューニングにも豊富な経験を持つ。直近ではバックエンドシステムの運用改善やマイクロサービス化に携わりつつ、SREとして他チームのサポートや壁打ちにも横断的に対応。

丹さま:S.Hさんにご参画いただいた当初、コスト削減の事業は複数ある事業の一つに過ぎず、現在ほど力を入れていませんでした。S.Hさんほどのスキルを発揮していただけるだけの案件が、当時はこちら側に十分そろっていない状況だったのです。
それでも、スキル面はもちろん、相性も非常に良かったことから「ぜひご一緒したい」という思いが強くありました。そこで、まずは実稼働しつつアドバイザーに近い形で入っていただき、その分の報酬をお支払いするスタイルをとりました。
翌年、コスト削減事業に本格的に注力する方針へと舵を切り、その領域を担える人材が必要になりました。そのタイミングで、S.Hさんに稼働を広げてもらい、より深く関わっていただく形となりました。
丹さま:「業務委託だから」と線引きすることなく、正社員と変わらない姿勢で誠実に取り組んでくださる方です。プロとしての意識が非常に高く、安心してお願いできる存在です。
丹さま:まず定量面では、ご参画から約1年で 9,000万円ほどの成果をあげていただきました。
定性的な部分でも非常に大きな貢献があります。現在はS.Hさんの下にメンバーを配置し、チームとして動いてもらっているのですが、ノウハウ面での支援がとても心強い存在です。当社のメンバーは事業会社出身者が多く、S.Hさんのこれまでの経験談や事例を聞けることが大きな刺激になっています。
さらに、積極的に知見を共有してくださり、社内向けの勉強会を企画・実施してくれるなど、組織全体の底上げにもつながっており、本当に助かっています。

丹さま:最初は必要に迫られて活用を始めましたが、仕組みが整っていくにつれてビジネスがしっかり回り始める感覚がありました。プロパー採用はどうしても負荷が大きく、そこがボトルネックになるくらいなら、組織が成長しているタイミングではフリーランスを活用するのは良い選択だと思います。
また、フリーランスを受け入れる仕組みや体制があれば、何かあったときに急いで正社員を採用せずとも対応できる点も大きいです。
もちろん、プロパーに比べるとコストがかかるなどのリスクはあります。ただ、急成長フェーズの企業であれば今すぐに黒字化を求めなくてもよいため、成長を最優先に考えるなら十分“あり”だと感じています。
株式会社DELTAさまでは、事業が一気に伸び始めた一方で、その成長を受け止める体制が整っていないという課題がありました。コスト削減という専門性の高い領域では、プロパーを短期間で育成・配置することが難しく、推進力がどうしても不足する局面が生まれていました。
こうした状況で参画したS.Hさんは、高い技術力に加え、正社員と変わらない姿勢で組織に入り込み、実務・改善・ナレッジ共有まで幅広く貢献。定量的な成果だけでなく、チーム全体の知識基盤を広げ、事業が継続的に前進する仕組みづくりにも大きな役割を果たしました。
組織が抱える負荷や課題を和らげ、事業の成長に合わせて必要な専門性を補えるフリーランス活用は、組織づくりを前に進めるうえで、今後も有効な手段となるでしょう。