【株式会社Initial Engineさま】案件拡大フェーズを支えたフリーランス活用

2026.03.25

株式会社Initial Engineさまは、クライアントの課題に向き合いながら、DX推進に関わるコンサルティングやプロジェクト支援を行っている企業です。

事業拡大が順調に進むなか、案件が一気に増えたことで、人材の確保が追いつかない状況が生まれました。一方で、案件ごとに求められるスキルや人員規模は異なり、必要な体制を事前に見極めることが難しい場面もあったといいます、

そうしたなかで同社が選択したのが、フリーランス活用という手段でした。

今回は、ITコンサルタントの山本さま、安藤さまに、フリーランス活用に至った背景や、実際に活用してみて感じたこと、今後の展望について伺います。

フリーランス活用を選択した背景について

貴社のビジネスモデルを教えてください

山本さま:当社は、クライアントの課題をヒアリングしながら、どこにどのソリューションを当てていくかを設計し、DX推進を行う企業です。

DXの取り組みは大きく三つの領域に分かれており、まず事業DXでは、生成AI活用の基盤構築やPoCの実施、実運用までの支援を行っています。これらの案件には私や安藤が中心となって入り、クライアントのデータ基盤構築などにも関わっています。

次に組織DXでは、組織改編やDXチームの立ち上げ、リーダー育成、評価制度の設計、成長支援などを進めています。こちらでは、PMディレクションとして私もサポートに入ることがありました。

三つ目がプロセスDXで、これは「事業DXと組織DXの中間地点のようなもの」と位置づけています。開発と運用、組織体制の両方を見ながらパイプラインを構築して、現場で実際に使われる仕組みづくりまで支援するイメージです。

当社の特徴は、いきなり開発ありきで進めない点にあります。まずはヒアリングを通じて課題を整理し、PoCから始める場合もあれば、開発ではなく組織づくりから着手することもあります。クライアントの状況に合わせてDXの進め方を設計しているのが強みです。

安藤さま:必要なところに必要な知識を届けることを大切にしています。大きな提案を一気に進めるのではなく、クライアントの状況をしっかり見ながら段階的に提供を進めている感覚です。

どのような課題があったのですか?

山本さま:人為的なリソースに限りがあるため、実際に手を動かせる方や、PMディレクションを担える方が不足してきていました。

主に社内リソースの不足や特定スキル・知見の欠如、採用コスト、スピードといった四つの点を課題に感じていました。

いつ頃からそういった課題がみえてきたのですか?

山本さま:2025年の初め頃から、案件が一気に増えてきました。複数のコンサルティング案件が並行して動き出し、クライアントも増えるなかで、ITコンサルやPMディレクションを担う人員が明らかに足りていない状況だったのです。

当社としても事業拡大のフェーズにあり、より多くの企業と取り組んでいきたいタイミングでしたが、一方で、当初はまだ各プロジェクトでどの程度のリソースが必要になるのか見えづらい状態でもありました。

課題が整理され、具体的なアプローチを取り始めたのが春頃だったと記憶しています。そこから徐々に対応範囲が広がり、必要な人材や工数も増えていきました。

安藤さま:私の方でも、同じく2025年の初め頃に大きなプロジェクトが動いていました。会計分野の専門スキルを持つ人材が必要になり、社内だけでは対応しきれない場面も出てきていました。

なぜフリーランス活用という手段を選択したのですか?

安藤さま:課題が見え始めたタイミングで、当社代表がHajimariと接点を持っていたことがきっかけでした。一度話を聞いてみよう、という流れになったと記憶しています。

山本さま:案件ごとに求められるスキルが異なることも人員確保が難しい理由でした。私の担当案件では、データサイエンティストのような専門性の高い人材が必要でしたが、正社員として採用するのは簡単ではありません。

また、ヒアリングを重ねながら進めるプロジェクトでは、必要な人員規模を事前に見極めにくく、採用とプロジェクトの立ち上がりのタイミングが合わないこともありました。フリーランスであれば、必要なタイミングで必要なスキルを柔軟に確保でき、スピード面の課題にも対応できると考えました。

フリーランス活用は過去にもされていましたか?

山本さま:フリーランス活用に慣れていたわけではありませんが、選択肢の一つとしては以前から意識していました。良い方がいれば正社員として迎えたいものの、すべてをプロパー採用で賄うのは現実的ではありません。

実際に個人の方と業務委託で契約したこともあります。当社としては雇用形態に強いこだわりはなく、同じ価値観を持ちながら伴走できるかどうかを重視しています。

プロパートナーズを選んだ理由は何ですか?

安藤さま:ふわっとした要望を伝えても、「こういう方はどうですか」といった形でレスポンスよく提案をもらえます。やり取りの中で「ここは違う」とフィードバックすると、その点を踏まえてすぐに別の候補を出してもらえるので、スピード感があるところが一番の良さだと感じています。

こちらとしても、できるだけ早くメンバーを確定してクライアントに紹介し、具体的な進め方を提案したいと考えています。その流れをスムーズにつなげられる点が非常に魅力的です。

山本さま:私も同じ印象です。要件を少し粗めに伝えても、きちんとキャッチアップしてくださいます。過去の事例を踏まえた相談もしやすく、「相談してみよう」と思える心理的なハードルが低い点にも助けられています。

また、認識のすり合わせの段階でも大きなズレが起きにくく、目線が合うまでに時間がかからない印象があります。その点も含めて、やりやすさを感じています。

Hajimariへどのような人材をオファーしたのですか?

山本さま:チームの進行管理やディレクション、開発メンバーのマネジメント、クライアントからヒアリングした内容を開発側に正しくつなぐ役割を担える方を探していました。

プロジェクトマネジメントの経験が豊富で、ワイヤーを描きながらクライアントの意図や期待値をすり合わせできる方を希望していました。加えて、物事を論理的に整理できるかどうかも重視していたポイントです。

安藤さま:その時々でクライアントが課題に感じているポイントに対して、ピンポイントで回答ができることも重要でした。

私の案件では、人事システムの入れ替えにあたって選定基準を整理できることや、複数の人事システム導入の経験があることを求めていました。マネジメントだけでなく、幅広いテーマについて一定の知見があり、「それはこうですよね」と言語化できることも大切だと考えています。

株式会社Initial Engineさまへ参画したフリーランス

A.Tさん30代
バックエンド開発、フロントエンド開発の経験を積み、要件定義や実装まで担当

2017年よりエンジニアとしてのキャリアをスタート。主にGOやJavaScriptをメインとしてバックエンド開発の経験を積む。直近では、広告システム開発支援の案件に携わり、フロント/バックエンド開発やAWS環境の構築などエンジニア領域に加え、エンドユーザーへのヒアリングから要件定義、実装まで担当。

K.Tさん40代
多数の現場でPGやSE、PMとして活躍し、フリーランスとして独立

20年の経験歴を持ち、開発会社にて多数の現場で幅広い経験を積む。はじめはPGやSEとして、2015年以降は主にPMとして活躍。顧客との折衝や要件定義など上流フェーズから対応し、自身も開発者として携わる。2024年にフリーランスとして独立。

T.Hさん30代
戦略コンサルタントからデータサイエンティストへ転身し、独立

2019年に戦略コンサルタントとしてのキャリアをスタートした後、データ分析スキルを深めるためにPythonを習得し、2020年にデータサイエンティストへ転身。マーケティングの知見を活かし、売上向上に繋がる実効性のある施策を提案。2021年からはフリーランスとして、Pythonを駆使したデータ分析、BIツール導入、AIモデル開発を中心に活躍。

フリーランス活用の成果について

A.Tさん、K.Tさん、T.Hさんにはどのようなポジションで入ってもらいましたか?

山本さま:A.TさんにはPMとしてご参画いただきました。知見を持っていらっしゃる分野や、生成AIの導入実績を活かしたサポートをお願いしています。

T.Hさんについては、当初はデータ周りのPMディレクションをお願いしようと考えていましたが、実際に入っていただく中で技術寄りの方だとわかったため、その領域に参画いただく形で動いていただいています。今後は別案件もお願いしようと考えています。

安藤さま:K.Tさんには、はじめは基本設計の設計者として入っていただきました。ご理解が早く、運用も理解されたうえで提案や設計をされており、クライアントからも評価されていた印象です。

その後、設計が一旦終わったあとも、開発が始まるタイミングで、開発チームとのやりとりや仕様の調整などを引き続きサポートしていただいています。

フリーランス活用という手段について

プロパートナーズを活用してみていかがでしたか?

山本さま:率直に、非常に助かっています。今後、案件はさらに増えていき、かつ現在進行中の案件自体も成長していくなかで、人手が足りなくなる場面はどうしても出てきてしまう想定です。

そうした状況を見据えても、変わらずフリーランスの方と一緒にお仕事をしていきたいと思っています。

安藤さま:私たちは「必要な知識を、必要な場所へ届ける」という考え方で動いているため、その点でフリーランスの方との協業は非常にフィットしていると感じています。

クライアントにとって必要な知識や経験を持つ方に参画いただき、一緒にプロジェクトを進めていく。さらに、ご縁があれば別の案件でも一緒に働いていける、そうした関係性を築けることも理想的だと思っています。

今後、どのような領域に注力していく予定ですか?

山本さま:生成AIの領域には、今後力を入れていきたいと考えています。DXを進めるなかでも、生成AIは軸になってきており、そうした取り組みの中でフリーランスの方々にも関わっていただくことになると思っています。

フリーランス活用においても、色々な方と関わりながら、状況に応じて臨機応変に活用していきたいと考えています。

今後の組織拡大と人材戦略について教えてください

山本さま:会社規模を拡大していくなかで、採用自体を止めるつもりはありませんが、人数だけを増やせばよいとも考えていません。現時点では「何人採用する」といった具体的な目標を立てて動いている状況ではありません。

一方で、人員が不足していくことは想定されるため、やはり業務委託という形で補完していきたいと考えています。ただ、プロパーとしての体制も今後しっかり強化していく必要があると考えており、そこに本格的にドライブをかけていくのは、もう少し先、数年後になる想定です。

現在、ITコンサルの領域は多岐にわたり、ロールが肥大化している状況だと感じています。今後は職種のすみ分けのような整理を進めていき、適材適所で採用していく形を目指しています。

「ITコンサル」という大きな枠の中で、すべてを一人で担える方を採用するのは難しいため、役割を整理したうえで、合った方に入っていただく流れになると考えています。

案件増加に対応するための、フリーランスという選択

株式会社Initial Engineさまは、案件の増加とともに顕在化したリソース不足や、案件ごとに異なる専門性への対応という課題に対し、フリーランス活用を通じて柔軟に体制を整えてきました。

必要なタイミングで必要なスキルを持つ人材と協業できる点は、プロジェクトを止めずに前へ進めるうえで大きな支えとなっています。

今後は生成AI領域への注力や組織体制の整理を進めながら、正社員採用と業務委託を組み合わせた形で体制を構築していく方針と伺いました。フリーランスとの協業を前提にした体制づくりが、事業拡大を支える重要な要素になっていくといえるでしょう。

今回の事例のソリューションサービス

「ITプロパートナーズ」は、採用業務に工数をかけられないスタートアップ・ベンチャー企業ならではの課題を解決に導く人材マッチングサービスです。従来の雇用形態にとらわれない新しいスタイルでプロフェッショナル人材の活用をご提案いたします。即戦力となるITフリーランスを最短60分でご紹介することが可能なため、迅速に人材を確保したい企業さまにも最適です。

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