【JAPAN AI株式会社さま】正社員ゼロの状態で、事業の成長速度を加速させたフリーランス活用術

2024.07.17

左から、プロパートナーズ担当者 田端 祥吾、ジーニー社 執行役員CMO/JAPAN AI社 マーケティング部 部長 飯田 海道さま

JAPAN AI株式会社さまは、日本企業の生産性向上、産業の活性化のために、さまざまなAIプロダクトの開発と提供を行う企業です。親会社である株式会社ジーニーさまのSaaSにも生成AIを導入しています。

実はマーケティング部門を立ち上げる際、正社員が事実上ゼロの状態でフリーランスの活用を決めたといいます。

そこで今回は、株式会社ジーニー 執行役員 CMO、およびJAPAN AI株式会社 マーケティング部 部長の飯田 海道さまに、フリーランスを活用することでどのように事業を推進したのか、お話を伺いました。

フリーランス活用を選択した背景について

貴社のビジネスモデルを教えてください

飯田さま:JAPAN AI株式会社は、株式会社ジーニーを親会社にもつ企業です。ジーニーグループは「誰もがマーケティングで成功できる世界」を目指して動いており、当社はそのなかでマーケティング×生成AIを研究開発し、プロダクトに昇華させる役割を担っています。

JAPAN AI株式会社単体で生成AIを提供しつつ、株式会社ジーニーで提供している多くのSaaSにも当社で研究開発した生成AIの実装を進めています。

このように、グループ一丸となって、マーケティングと生成AIとテクノロジーの力で高い費用対効果を提供し、どのような企業でもビジネスを回していける環境を提供するのが私たちの目指すものだといえます。

どのような課題があったのですか?

飯田さま:生成AIは、3年後には16兆円規模の市場になると言われており、毎日何かしらのニュースがアップデートされています。

会社が設立したばかりのタイミングは、当然マーケティング部門に人員もおらず。変化の激しいAI市場にいちはやく順応してマーケティング施策を投下する必要がありました。AIについての知見も少ないなか、変化の激しいAI市場に焦りを覚え、早急に順応しマーケティング施策を投下しなければと考えたのです。

なぜフリーランス活用という手段を選択したのですか?

飯田さま:スピード勝負で先に市場をとらないといけない状況下で、正社員を採用しようとすると数ヶ月間のタイムラグが生じてしまいます。育てる時間も必要だと考えると、正社員の採用は現実的ではないと感じました。

人員不足を言い訳にはできない、とはいえすぐに採用することもできない。事業速度を落とさないためには、早急に知見を持つフリーランスの方にジョインしていただくことが必要だったのです。

Hajimariへどのような人材をオファーしたのですか?

飯田さま:ある程度スキルセットのある方を求めていたので、BtoBマーケティングに知見があり、ご自身で実務作業もできる方をオファーしました。

また、何が起こるかわからないビジネス環境のなかで、変化に応じて思考を変えられる柔軟性のある方、激しい市場の変化も一緒に楽しめる方とマッチングできれば嬉しいと考えていました。

ご参画いただいたF.Yさんは、まさにその条件にぴったりだったと感じています。

F.Yさん34歳
積水メディカル株式会社から人材紹介エージェントを経て、アイセールス株式会社(現株式会社クロス・オペレーショングループ)に転職

アイセールス株式会社(現株式会社クロス・オペレーショングループ)からマーケティングキャリアをスタートし、幅広くクライアント事業を推進させるうえでのマーケティングコンサルティングに従事。主にMAツールを使用してのコンサルティングを担当。ウェビナー/セミナーの企画支援も豊富に行い、上流の企画から実行のマネジメント、資料への落とし込みなど実務領域も経験。

フリーランス活用の成果について

F.Yさんにはどのようなポジションで入ってもらいましたか?

飯田さま:はじめはセミナーやSEOメディアのコンテンツ作成などを依頼しました。戦略や計画はあるものの、それを形にして表に出す作業が間に合っていなかったためです。

その後は展示会やプレスリリースなどを含め、全面的にコンテンツクオリティの担保を担っていただきました。

私が事業計画や方針考案・推進に注力し、F.Yさんに実務作業やクオリティを担当していただいている二人三脚状態です。

F.Yさんはどんな方でしたか?

飯田さま:幅広く知見は持ちつつも柔軟性があり、事業方針をよく理解して協力してくださる「オールラウンダー」という印象です。フリーランスとしてご参画いただいていますが、雇用形態にかかわらず、何でも自分事として捉えてくださります。

また、クライアントワークのご経験も豊富で、ビジネスに対する感覚値が高い方です。どのような相談をしても80点以上の回答をくださるので、何でもやらないといけない状況下でとても助かりました。

F.Yさんにどのように課題解決を進めてもらいましたか?

飯田さま:実はF.Yさんが参画してくださったとき、一気に商談数が6倍に跳ね上がった多忙なタイミングだったのです。つまり、それまで行っていた施策はほぼ通用しない状態でした。

そんななか、毎朝2人で会話をして、ゼロベースから新しい施策を考えました。私は事業推進視点から、F.Yさんはマーケティング・実務視点から考えることができるため、違う角度で建設的に議論できるパートナーとして課題解決を進めることができました。

F.Yさんが参画した成果はどうでしたか?

飯田さま:F.Yさんが参画してくださったおかげで、議論しながらいいものをつくっていく感覚を覚えられたと思います。

お互いが持つ視点から「JAPAN AI株式会社にとって何が一番適しているのか」をすり合わせられたのは大きな収穫だったと感じています。はじめの3ヶ月で課題はある程度解決し、求めていたものを形にすることができました。

その後もF.Yさんと二人三脚でメンバーを引っ張り、マーケティング部署の立ち上げから約半年で、単月500商談以上を生み出すチームをつくることに成功しました。

また、もともとはメルマガとセミナーのみだったチャネルが、F.Yさんのおかげで広がったことも当社にとって大きな資産です。展示会やオウンドメディア、プレスリリース、外部の企画サイトなどもF.Yさんがいなければ実現していない施策です。

フリーランス活用について

プロパートナーズを活用してみていかがでしたか?

飯田さま:やりたいことがあっても、人のリソースが足りなくてできないという状況は多いと思います。そういったときにプロパートナーズを活用するのがベストだなと感じました。

少なくとも当社は、F.Yさんにご参画いただかなければ今の事業フェーズにはいられなかったと思います。商談数もそこまで増えず、成長速度も半年から1年程度遅れていたのではないでしょうか。

一つの「投資」としてF.Yさんに入っていただき、結果、費用対効果も高かったといえます。

JAPAN AI株式会社さまにとってフリーランス活用という手段とは?

飯田さま:事業成長のドライバーです。成長を加速するための選択肢の一つとして、会社にとって価値の高い手段だと考えています。

忙しくてやりたいことができておらず、そのせいで事業が伸びていないのであれば、フリーランス活用をおすすめします。

フリーランス活用で事業の成長を加速し、描いていた施策を実現

JAPAN AI株式会社さまは、フリーランスを活用することで事業施策を実現し、強力なマーケティングチームを作り上げることに成功しました。

今回参画されたF.Yさんは、責任者である飯田さまと建設的な議論ができるパートナーになり、二人三脚で事業を推進されました。知見を活かしながら、すべてを自分事として捉え、参画するフリーランスの存在は、企業・事業を大きく後押しする存在だといえます。

人員不足のせいでやりたいことができていないというケースでは、F.Yさんのようなフリーランスを活用することで、成長スピードを加速することができるでしょう。

今回の事例のソリューションサービス

「マーケティングプロパートナーズ」は、マーケティング領域に特化したプロフェッショナル人材と企業を結ぶマッチングサービスです。企業の成長戦略に応じて、​​事業成長に多大な貢献をするプロのマーケターを最短でご提案します。

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