【株式会社キャリアデザインセンターさま】フリーランス活用で土台をつくり、ビジネスモデルの幅を広げる方法

2024.08.14

左から、弊社担当 神里、type就活マーケット事業部 部長 松橋さま

株式会社キャリアデザインセンターさまは、キャリア転職の専門情報サイト「type」などの運営をしながら、企業の採用活動を総合的にサポートされている会社です。

企業のイベントのお手伝いなどをされていますが、あるとき、クライアントの要望により採用支援業務にさらにフルコミットする必要が出てきたといいます。社内のメンバーですべて応えるのが難しいと考えたtype就活マーケット事業部 部長の松橋鑑さまは、フリーランス活用という手段を選択されました。

今回は、なぜフリーランスを活用しようと思ったのか、それによってどのような成果が出たのかを伺いました。

フリーランス活用を選択した背景について

貴社のビジネスモデルを教えてください

松橋さま:当社では、学生の就職活動を支援する「type就活」という媒体を展開しています。この「type就活」を活用して企業の「一つ上の採用」を成功させる事がミッションとなります。

人手不足が加速する中、さまざまなイベントや、ブランディング施策を通じて学生に出会えるようサポートしています。

どのような課題があったのですか?

松橋さま:就活のビジネスでは、合同説明会などのイベントを行ったり、雑誌を売ったりすることがいわゆる「商品」となります。そこで、私たちの部署には、それらの商品をつくるスタッフチームと、売る営業担当がいます。

スタッフチームは「type就活」の会員獲得やマーケティング、エントリーしている学生へのリマインドを行ったり、集客用ページの作成やイベント当日の運営を考案したりと、幅広い支援を行うのが役割です。

一方で、営業は、イベントを販売するだけでなくお客様から「より幅広く支援してほしい」という要望が増えてきていました。しかし、一人が企業をトータルサポートすることは難しい状況だったため、専門のチームをつくる必要が出てきたのです。

なぜフリーランス活用という手段を選択したのですか?

松橋さま:お客様の要望に応えたい反面、その需要がいつまで続くのかはわからないという葛藤がありました。さらに、応えられる人材を育てることも「すぐには難しい」だと感じていました。

そんなとき、スタッフチームの助言もあり、新たにお客様のプロジェクトに入ってくれる人材を集めようと思ったのが、フリーランス活用を決めたきっかけです。

当時は、求められている人員を用意しようとすれば、社内の人事を異動させるか、もしくは人事経験のある方を採用するしかない状況。その工数と比較すると、フリーランスの方に任せてしまったほうが圧倒的にスピーディーかつメリットも多いと考えました。

Hajimariへどのような人材をオファーしたのですか?

松橋さま:「変化適応力がある方」をオファーしました。企業を支援する際、私たちがプロジェクト自体の舵を切るケースが多いため、途中で状況が変化することも予想されました。そのような中でもとした状況でも一緒にやっていける方が必要だと考えたのが理由です。

株式会社キャリアデザインセンターさまへ参画したフリーランス

Y.Kさん53歳
エンジニア、システムのソリューション営業、エンジニア派遣の営業及びマネジメントを経て人事マネージャーを経験したのち、個人事業主として開業

エンジニアとしてキャリアをスタートし、システムのソリューション営業、エンジニア派遣の営業及びマネジメントを経て人事マネージャーに転身。エンジニアを中心とした採用全般に携わる。現在は個人事業主として開業し、採用コンサルタントとして幅広い領域で活躍中。

S.Sさん
ファッション・アパレル業界にて多方面で活躍し、フリーランスへ転身

新卒から、ファッション・アパレルの業界にて、営業スタッフ、人事、業界専門の人材紹介会社など多方面で活躍。採用のほかに研修なども担当。現在はフリーランスへ転身し、求人媒体の選定から原稿作成、面接、内定者フォロー、事務業務まで幅広く対応。

K.Kさん39歳
事業会社の人事、人事向けコンサルタントを経験

事業会社にて人材採用の実務を担当し、経験を積む。加えて、新規事業立ち上げ時の市場調査、マーケティング、サービス企画、営業戦略企画と実行、広報などに幅広く従事。人事向けコンサルタントとしても活躍。

I.Sさん
サービス業、事務職を経験し、フリーランスとして人事のキャリアを積む

サービス業を約6年間経験し、お客様との信頼関係を築くために必要不可欠なコミュニケーション能力を高める。また、約4年間事務職に携わり、営業アシスタントとして資料作成などの業務に従事。営業担当の負担を減らし、業務の効率化に貢献。現在は人事領域の経験を積みながら、フリーランスとして面接代行やアシスタント業務を行う

I.Tさん41歳
事務・アシスタント業務を経験し、フリーランスへ転身

キャリアをスタートしてから一貫して事務・アシスタント業務に従事。直近10年程は採用アシスタント業務に携わり、面接日程調整、選考結果の確認・連絡など、メール連絡を中心としたオペレーション業務を担当。現在はフリーランスの採用アシスタントとして活動中。

A.Tさん32歳
東洋電機製造株式会社、株式会社ネオキャリア、株式会社1stRing、株式会社横浜ロジシステムズにて幅広い業務を経験

東洋電機製造株式会社にて鉄道車両の製造や販売工事業務を経験。その後、株式会社ネオキャリアにてコールセンターアウトバウンドを担当し、テレアポ業務に従事。株式会社1stRing 社では人材派遣サービスの事業を立ち上げる。派遣スタッフコーディネーターとして案件提案や人材管理等を経験したのち、株式会社横浜ロジシステムズにて採用計画作成・媒体選び、研修企画等、人事・採用業務を1人で担当。

フリーランス活用の成果について

フリーランスの方々にはどのようなポジションで入ってもらいましたか?

松橋さま:まず、前述のお客様のプロジェクトへ4名の方に参画していただきました。さらに、別の企業でも同様のプロジェクトが発生したため、そちらは他の2名の方に依頼しました。

また、その他の方々には別の事業部にて当社のエンジニア採用をお手伝いいただいています。若いメンバーに採用のノウハウを伝授していただいており、マネージャーというよりはアドバイザーのような立場です。

参画されたフリーランスはどんな方々でしたか?

松橋さま:実はプロジェクトマネージャーのうち1名は、もともと私が営業をしていた際のお客様(採用担当者の方)で、ご縁のある方だったのです。そのため、その方を信用してある程度任せることができました。

また、人事が未経験でありながら多方面の能力に長けている方も参画していただいており、一から人事を学んでやり方を覚え、徹底して業務に励んでくださっています。

お二人は特にプロジェクトに欠かせない人材です。

エンジニア採用をお手伝いいただいている方は、エンジニアに対する知見を多く持っており、どのようにすれば採用できるのかというご自身の経験やノウハウを教えてくださっています。

フリーランスの方々にはどのように課題解決を進めてもらいましたか?

松橋さま:企業プロジェクトに入っている方々には週3-5日で稼働していただき、人事ポジションを担っていただいています。お客様とのMTGにも加わって頂き、考えるところから一緒に進めていただいている状況です。

エンジニア採用に参画いただいている方には月60時間ほど稼働していただいています。随時ご相談したいことがあればミーティングを組み、コミュニケーションをとっています。

フリーランスの方々が参画した成果はどうでしたか?

松橋さま:お客様のプロジェクトでは、ゼロから全てを作り上げなければならなかったため、特に1年目から2年目がとても大変だったと思います。

現在は一通りの型が作られたことである程度余裕ができ、新しいことができるようになってきました。ノウハウが蓄積されて好循環が生まれているのは、フリーランスの方々が長く参画してくださっているからです。

また、エンジニア採用も非常にうまくいっており、目標を早めに達成できる状況が続いています。スキルがある方にアドバイスをいただいているおかげで、社内にも土台ができ、よい採用ができるようになってきました。

フリーランス活用について

プロパートナーズを活用してみていかがでしたか?

松橋さま:フリーランスを活用することで、可能性が広がったと思います。

お客様のプロジェクトに参画するケースでは、100のものを150に増やすやり方をしなければいけません。しかし、社内のスタッフだけで150をつくる運用は難しい。そこでフリーランスの方々がその役割を担ってくれることで、組織としても可能性が広がるのだと実感しました。

これまでは「イベントに出て優秀な学生に会いましょう」で完結していたものが、現在は「その後の面接までやります」と言うことができ、ビジネスモデル自体の幅も広がっています。さらに、フリーランス活用をしたことでアジリティがきくようにもなりました。

株式会社キャリアデザインセンターさまにとってフリーランス活用という手段とは?

松橋さま:お客様から求められるレベルの高いプロジェクトに入れることができ、かつピンポイントでほしい時期に来ていただける、痒い所に手が届くような手段だと思います。

フリーランス活用によってこれまではできなかった事例をつくれたことは、私たちにとって大きなメリットです。

企業の発展に貢献し、可能性を広げるフリーランス活用

株式会社キャリアデザインセンターさまは、クライアント企業のプロジェクトや自社のエンジニア採用にフリーランスを活用されました。

フリーランスの方々がただ作業をこなすのではなく、ゼロから土台をつくり、好循環をもたらすノウハウをためたことで、社内にもよい影響を与えたといいます。その結果、ビジネスモデルの幅が広がり、さらなる発展を遂げられました。

フリーランス活用はただの人員補充ではなく、可能性を広げることができる手段だといえるでしょう。

今回の事例のソリューションサービス

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