
左から、代表取締役 森本さま、弊社担当 中田
株式会社Cuonさまは、Webアプリケーション開発を軸に、AI導入支援やデータ活用、Salesforceなど専門性の高い領域まで事業を展開するシステム開発会社です。
技術領域の拡張に伴い、プロジェクトごとに求められるスキルや役割は年々高度化・多様化。すべてを自社人材だけで担うことには限界があり、柔軟かつスピーディーに体制を組む必要性が高まっていました。
そこで同社が選択したのが、プロジェクト単位で最適なスキルを組み合わせるフリーランス活用です。
本記事では、Cuonさまがフリーランス活用を選択した理由や、どのような人材とどのような体制でプロジェクトを推進してきたのか、その成果とともに紹介します。

森本さま:株式会社Cuonは2010年に設立し、現在で16期目になります。創業当初から一貫して、Ruby on RailsをベースとしたWebアプリケーション開発を軸に、企画から要件定義、開発までをワンストップでスピーディーに提供してきました。
近年はITを取り巻く環境が大きく変化し、求められる技術や役割も多様化しています。以前はRailsを中心とした開発が主でしたが、現在は特定の技術にこだわらず、案件や用途に応じて最適な技術スタックを選択する形にシフトしています。
また、Webアプリケーション開発にとどまらず、AI開発や企業内データを活用したデータプラットフォーム構築など、より基幹システムに近い領域まで対応範囲を広げながら、受託開発を中心に事業を展開しています。
森本さま:技術領域が広がるにつれて、求められる人材のスキルセットも大きく変わってきました。
Webアプリケーションだけであれば社内の体制で対応できていましたが、AIやデータ、Salesforceといった専門性の高い分野になると、社内だけで必要なリソースを確保することが難しくなってきたんです。
IT業界全体で人手不足が続いていることもあり、地方企業との協業など、いくつかの取り組みも行ってきましたが、それでも柔軟にリソースを確保するのは簡単ではありませんでした。
知り合いのフリーランスにも限りがあり、案件の増減に合わせて体制を調整していくことが当時の大きな課題でした。
森本さま:フリーランスの方と仕事をすること自体は以前からありましたが、当初はあくまでスポット的な関わりでした。ただ、技術領域が広がり、案件ごとに求められる役割や専門性が変わっていく中で、そのやり方では追いつかなくなってきたんです。
特に、PMやマーケティングといったプロジェクトマネジメント領域の人材は確保が難しく、コンサル会社に依頼するとコスト面でも現実的ではありませんでした。
そうした背景から、必要なタイミングで必要な専門性を柔軟に取り入れられる手段として、フリーランス活用を一時的な対応ではなく、体制づくりの選択肢として本格的に検討するようになりました。
森本さま:最初にお願いしたのは、プロジェクトマネジメントを担えるPM人材でした。顧客とのコミュニケーションを通じてニーズを引き出し、それをシステム要件や企画に落とし込みながら、プロジェクト全体を俯瞰して推進できる方を探していたのです。
当時は案件ごとに求められる役割が変わる中で、上流工程を担える人材が特に不足していました。まずはその部分を柔軟にお願いできるフリーランス人材を探すことから始めました。
2012年にエンジニアとしてキャリアをスタートし、自社開発企業にてバックエンド開発およびCRM基盤の開発に従事。2022年にフリーランスへ転身後は、SalesCloud・ServiceCloudを中心とした新規導入・改善案件に多数参画し、要件整理や調査分析から設計、実装、保守運用までを一貫して担当している。APEXやLWCを用いたカスタマイズにも対応可能で、医療・不動産・通信など幅広い業界での実務経験を持つ。

森本さま:当初はプロジェクト全体を俯瞰できるPM人材の活用からスタートしましたが、プロジェクトが進むにつれて、エンジニア領域にもフリーランス活用が広がっていきました。
現在参画いただいている8名の内訳は、RubyやPHP、Goといったオープンソース系の開発エンジニア、SalesforceやShopifyといった専門技術を持つエンジニア、さらにはマーケティング領域の方など、多岐にわたります。
私が直接関わっているSalesforce案件のY.Hさんをはじめ、案件やフェーズに応じて現場判断でフリーランスの方に参画いただく体制が定着しており、社内外を組み合わせた柔軟な体制を構築できています。
森本さま:自営業という立場もあってか、スキルを磨く意識が非常に高い方が多い印象です。そのため、参画後すぐに戦力として活躍してもらえるケースが多いですね。
中には、テックリードのように若手メンバーを育てながら案件全体を前に進めてくれる、一段上のレイヤーの方も少なくありません。
例えばY.Hさんは、Salesforceの経験が長く、自走できる方でした。案件によってはPythonを扱う必要もありましたが、その点についても十分な知見を持っており、こちらが求めていた条件を満たしていました。
森本さま:Y.Hさんの例であれば、要件を共有した上で、設計や進め方を主体的に判断してもらう形で進めていただきました。
プロジェクトを進める中で、クライアントからのフィードバックにも柔軟に対応してもらい、結果として高い評価を得ることができました。現在も契約を延長し、1年以上継続してお願いしています。
PMの方には、顧客とのコミュニケーションを通じてニーズを引き出し、それをシステム要件に落とし込む形で課題解決を進めてもらいました。社内だけでは対応しきれない上流工程を任せられる点は、非常に助かっています。
森本さま:案件ごとに必要なスキルや人数が変わる中で、その都度フレキシブルに体制を組み直せるようになったこと、そして受託できる案件の幅や数が自然と広がってきたことは、非常に大きな成果だと感じています。
すべてを自社人材だけで賄おうとすると限界がありますが、フリーランスの方々に適材適所で参画してもらうことで、技術領域の拡張を止めることなくプロジェクトを進められています。

森本さま:自社だけでは手が届きにくい専門領域も含めて、柔軟に選択肢を持てる点は非常に大きなメリットだと感じています。
案件ごとに求められるスキルや役割が変わる中で、「この領域は相談できる」「ここは任せられる」という選択肢があることで、無理に内製にこだわることなく、事業として最適な判断がしやすくなりました。
結果として、フリーランス活用についてはHajimariさんに集約される形が自然と定着しています。PMのような上流工程から専門性の高いエンジニア領域まで幅広く相談できるため、案件ごとに複数の選択肢を検討する必要がなくなった点も助かっています。
森本さま:人手不足を補うための一時的な手段というよりも、事業を前に進めるための選択肢を広げる手段だと捉えています。
技術領域が広がり、案件ごとに求められる専門性が変わる中で、すべてを自社人材だけで賄うのは現実的ではありません。
必要なタイミングで、必要なスキルを持つ方に参画してもらうことで、技術的な挑戦を止めることなく進められていますし、その結果として、受託できる案件の幅も自然と広がっています。
現在では、ニアショアの協力会社と並ぶ規模感で体制を組めるようになりました。フリーランス活用は、Cuonが技術領域の拡張を続けていく上で、欠かせない選択肢の一つになっていますね。
株式会社Cuonさまは、PMやSalesforceエンジニア、マーケティング人材など、案件に応じて必要な専門性を持つ方々をフリーランスとして迎え入れることで、技術的な挑戦を止めることなく受託案件の幅を広げてきました。
現在では8名のフリーランスが参画し、ニアショアの協力会社と並ぶ規模感でプロジェクト体制を構築。同社にとってフリーランス活用は、技術領域の拡張を続けていく上で欠かせない戦略となっています。
技術が進化し、求められる専門性が高度化する中で、必要なタイミングで必要なスキルを柔軟に取り入れられる体制を持つこと。それは、変化の早いIT業界において、事業を止めずに成長を続けるための現実的な選択肢と言えるでしょう。