
左から、弊社担当 加藤、ライフスタイル事業本部コンテンツ&コミュニティ部次長 岩井さま
株式会社朝日新聞社さまは、新聞事業をはじめ、デジタルメディアやイベントなど幅広い事業を展開する企業です。そのなかで、法律に関する悩みを抱える方と弁護士をつなぐ「くらしの法律メディア」として、「相続会議」「離婚のカタチ」「債務整理のとびら」「交通事故の羅針盤」の4媒体を運営しています。
当初、「くらしの法律メディア」は社員4名で運営しており、施策の立案・実行に必要なリソースや専門的な知見が不足していました。そこでフリーランスを活用したものの、最初は業務の切り分けや要件の整理が十分ではなく、求める人材とのマッチングに難しさを感じる経験もあったといいます。
その経験を踏まえて要件を整理し、改めてフリーランス人材を迎えたことで、SEO施策の推進や事業の成果につながりました。
今回は、朝日新聞社ライフスタイル事業本部コンテンツ&コミュニティ部次長の岩井建樹さまに、フリーランス活用の背景や活用する際の工夫、参画後の成果などを伺いました。
| サービス名 | URL |
|---|---|
| 相続会議 | https://souzoku.asahi.com/ |
| 離婚のカタチ | https://rikon.asahi.com/ |
| 債務整理のとびら | https://saimuseiri.asahi.com/ |
| 交通事故の羅針盤 | https://kotsujiko.asahi.com/ |

岩井さま:私たちの部署では、「くらしの法律メディア」というメディア事業を運営しています。法律に関する悩みを抱えた方が、当社のサイトを通して必要な情報を得て、その先で弁護士などの専門家に相談できるような仕組みです。
弁護士からするとお客さまが増えることでメリットがありますし、お客さまにとっても、法律に関する問題が起こったときに相談し、解決につなげることができます。私たちとしても、弁護士に掲載いただくことでメリットがあるため、それぞれにメリットのある、三方よしの仕組みです。
2019年12月の事業開始以来、累計延べ15万人の方が当サイトを通じて、弁護士などの専門家に相談されています。
岩井さま:当初、「くらしの法律メディア」は社員4名で運営していました。事業を推進するにあたって、試行錯誤しながら必要なことを一つひとつ自分たちで進めている状況でした。
リソースが足りず、さまざまなことを試しても、なかなか成果につながらないこともありました。自分たちで取り組むことでノウハウは少しずつ蓄積されていくものの、時間もかかってしまいます。
そこで、専門的な知見を持つ方の力を借りたいと考えました。
岩井さま:当時の状況として、正社員として雇うのは難しいという事情がありました。そのなかで、他部署でプロパートナーズを利用した事例があることを知り、まずはSEOコンサルタントに近い方をご紹介いただき、専門的な知見を生かした支援をお願いしました。
そのときは、私たち自身もフリーランス活用の経験が十分ではなく、仕事の切り分けや役割の設定も明確にできていない部分がありました。そのため、ご紹介いただいた方のスキルセットとこちらの要望を十分にすり合わせることができず、期待する形で参画いただけませんでした。
この経験から、フリーランスの方に参画いただく際には、事前にチームの体制やミッション、必要なスキルなどをしっかり整理することが重要だと感じました。
岩井さま:一度目の経験を踏まえて、今回はきちんと要件定義をしたうえで進めたいと思いました。
チームの体制やミッション、どんな人が必要なのかをヒアリングしていただき、お互いの認識をすり合わせることで、必要な人材像が明確になりました。そのうえで、今回の要件にマッチする方をご紹介いただきました。
具体的には、サイトが取り扱う相続などのテーマについて勉強しながらキャッチアップしてくれる柔軟な方、マッチングサイト運営の経験がある方、SEOの知見がある方を希望しました。
また、ユーザー目線でサイトを見ながら泥臭く分析してくれるような方がいいなと思っていました。コミュニケーションがスムーズで、自立して業務を進められる方だと、よりありがたいと考えていました。
2013年にクラウドサービスを提供する会社に就職し、法人営業に従事しながらマーケティング業務を兼務。その後、EC・マーケティング支援会社では、新規事業の美容健康メディア責任者に従事。事業開発〜SEO対策や広告運用など全業務を1人で担当。その後、SEO・Webマーケティング支援会社に転職し、コンサルティング事業部のマネージャーに就任。家具・インテリア関連サービス提供会社では、マーケティング部門の責任者として事業企画の策定、EC集客戦略〜末端の実行業務までを経験している。

岩井さま:2022年10月から参画いただき、メディアの成長に向けて、SEO施策のデータ分析や改善案の提案などをお願いしました。
岩井さま:頻度は多くありませんが、社内でイベントがあるときはK.Sさんにもご参加いただくなど、直接コミュニケーションをとる機会もつくるようにしています。
また、こちらの要望と少し方向性が異なると感じたときには、その点もしっかりお伝えするようにしています。
週に1回、K.Sさんが中心となって進めてくださるミーティングがあるのですが、最初の頃は、比較的機械的なデータ分析を中心とした提案が出てきました。そこで、当初お願いしていた内容とは少し方向性が異なることをお伝えし、ユーザー目線で、実際にサイトを見たうえでのアウトプットをお願いしました。
その後は、サイトをしっかり見て、こちらの要望に沿ったアウトプットをしていただけるようになりました。
この経験からも、こちらの考えていることをきちんと伝えて対話することが、認識のずれを防ぎ、より良いアウトプットにつながるのだと感じています。
岩井さま:こちらから何かをお伝えしたときにも、とても柔軟に対応してくださる方です。
こちらが期待する成果や目的を踏まえてご提案いただくだけでなく、その背景にある意図までくみ取り、期待以上の動きをしてくださるので、とても助かっています。
自分ごととして捉えて、「ここまで見てくださっているんだ」と感じるところまで見てくださるので、驚くこともあります。社員のKPIまで気にかけてくださったりします。
岩井さま:K.Sさんが参画してくださったことで、PDCAが回るようになりました。どこがうまくいっていないのかに気づき、それに対するアクションまで考えてくださるので、手当たり次第に施策を実施するのではなく、優先順位をつけて対応できるようになりました。
結果的に、コンバージョンに直結する対応ができるようになり、CV数が約3倍に増えました。
また、必ず上位表示を狙いたいキーワードで順位を上げ、トップを獲得できたのですが、それもK.Sさんの力が大きかったと思います。

岩井さま:率直に満足しています。
K.Sさんをはじめ、複数名のフリーランスにご参画いただいていますが、こうしてこちらの要件に合った人材をご紹介いただけるのは、事前にしっかりヒアリングをして、要件を整理してくださったことが大きいのかなと思います。
岩井さま:K.Sさんのご参画による成功体験があるからです。こちらの要件を理解し、フィットする方をご紹介いただけるだろうという信頼があります。
K.Sさん以外の参画メンバーも、事業の目的を理解したうえで、自律的に業務を進めてくださるため、非常に助かっています。
岩井さま:こちらの要件とフリーランス人材のスキルセットを、いかにマッチさせるかが重要だと思います。
また、単にリソースを補う存在として捉えるのではなく、事業のパートナーとして対等な関係でご参画いただくことが大切なのではないかと思います。
そうすることで、フリーランス人材の方にも事業を自分ごととして捉えていただき、成果につなげていただけるのではないでしょうか。
株式会社朝日新聞社さまでは、「くらしの法律メディア」の運営におけるリソース不足や専門的な知見の不足を背景に、フリーランス人材を活用しています。
一度目の経験を踏まえ、チームの体制やミッション、必要なスキルなどを整理したうえで人材を探したことで、今回の参画では求める人材とのマッチングにつながりました。その結果、PDCAを回しながら優先順位をつけて施策に取り組めるようになり、CV数は約3倍に増加したといいます。
必要なスキルや人物像を明確にしたうえで人材を迎え、対話を重ねながら事業のパートナーとして協働することは、フリーランス活用で成果を生み出すうえで重要なポイントといえるでしょう。