
左から、代表取締役 大槻さま、弊社担当 神里
「私が“最高の私”でいられる世界を。」をミッションに掲げ、ハイクラス学生を中心にキャリア支援を行う株式会社ウィビッドさま。
企業向けには新卒・中途採用支援から採用コンサルティングまで幅広く展開し、学生と企業の双方に伴走してきました。
本インタビューでは、代表取締役の大槻修也さまに、急成長フェーズでの課題と、その解決策として取り入れたフリーランス活用について伺いました。

大槻さま:当社は新卒採用領域で、人材紹介事業を中心とした新卒採用支援サービスを提供しています。
学生に向けては、キャリアアドバイザー(CA)が一人一人の人生に向き合い、将来の理想状態の言語化や、就活軸の整理、企業の紹介、自分の魅力の伝え方など幅広い観点で支援し、自信を持って就活を終えられるところまで伴走しています。大学生の就活支援・キャリア支援を「意思決定まで伴走する」スタイルで行い、学生一人ひとりに合った企業をご紹介します。
その支援の過程で、弊社が紹介して出会った企業さまに最終的に入社することが決まった場合、企業さまから採用成功に対する対価として報酬をいただく成果報酬型のビジネスモデルです。
また、一部では企業さま向けに新卒採用コンサルティングも提供しており、ターゲットやポジショニングなど採用戦略に関わる部分の設計から、インターンシップやイベントといったコンテンツ制作、新卒採用に関わる方々の育成まで支援しています。
大槻さま:事業拡大に伴い、学生ユーザーや支援企業の数が急増しました。それによって学生との面談や企業紹介、取り扱い求人数も増え、企業との求人や採用候補者に関するやり取りのオペレーションが一気に膨らみ、従来の体制では対応が難しくなってきたんです。
今後も事業が拡大するにつれて問題が大きくなることが明らかだったので、解決策を模索していました。
大槻さま:これまでも業務委託の方々には参画いただいていましたが、事業が加速している今のフェーズでは「半年後に戦力化する人材」では間に合いません。必要なのは「今すぐ動ける人材」でした。
その点、フリーランスは即戦力として早期に参画できる柔軟性があり、事業成長のスピード感に合わせるうえでも最適だと判断しました。
もともとHajimariさんのサービスは認識しており、当社のニーズと親和性が高いと感じていました。実際、相談から稼働開始まで非常にスピーディーで、安心してお願いできました。
大槻さま:即戦力のリクルーティングアドバイザー(RA)を主軸に動ける人材をお願いしました。支援企業さまの求人の取り扱いから、日程調整など含む採用候補者に関するやり取り、社内でのキャリアアドバイザー(CA)とのやり取りまでRA業務を全てお任せしたかったためです。
また、支援企業さまと信頼関係を築けるコミュニケーション力も重視していました。
こうした条件に合致し、当社に参画してくださったのが、H.YさんとY.Oさんです。

大槻さま:お二人にはリクルーティングアドバイザー(RA)として参画いただきました。支援企業さまの求人の取り扱いからやり取りまで幅広く担ってもらい、既存メンバーが不足していたオペレーションを中心に支えていただきました。
大槻さま:H.Yさんは支援企業さまやキャリアアドバイザー(CA)とのやり取りが素早く、採用に関して重要な観点も抑えた質の高いコミュニケーションをとってくださります。人事経験も豊富で、キャッチアップも非常に早く、自走してくれる安心感がありました。
Y.Oさんも、H.Yさんと同様に支援企業さまやキャリアアドバイザー(CA)とのやり取りが素早く、質高くミスなくコミュニケーションをとってくださります。キャッチアップも早いですし、オペレーションへの丁寧な確認や提案もしていただき、非常に助かっています。
お二人とも人事・採用関連の経験が豊富で、現場へのなじみも早く、すぐに信頼できるパートナーとして活躍いただけたと思います。
大槻さま:事業拡大に伴う人材不足やオペレーションの品質低下を招きそうな状況でしたが、H.YさんもY.Oさんも生産性高く仕事をしてくださり、オペレーションの品質も非常に高く支援企業さまから信頼をいただけているため、大きな効果がありました。
そのおかげで、事業拡大のペースを鈍化させずに進められているのは非常に有難いです。

大槻さま:率直に申し上げて、大きな安心感がありました。正社員を採用する場合、どうしても戦力化までに時間がかかり、場合によってはミスマッチのリスクも伴います。その点、Hajimariさんを通じて参画いただいたお二人は、最初から即戦力として動けるスキルと経験を備えていました。
実際に稼働してからも、企業対応を丁寧に進めてくださり、クレームやトラブルが一切なかったことは大きな成果です。
今回のフェーズで重視していた「スピード感」と「信頼性」を両立していただけたのは、非常にありがたく感じています。今後も事業拡大のタイミングが訪れた際には、フリーランスの活用は有効な選択肢になると考えています。
大槻さま:短期的には、今後3〜5年の間に新卒採用領域での支援対象をさらに広げていきたいと考えています。就活生は全国に約40万人いるといわれますが、当社が実際に支援できているのはそのうち約4,000人に過ぎません。
まだまだ届けられていない層が多いため、より体制を強化して、全国の就活生に向けて支援を届けていきたいと思っています。
また企業支援については、現在は東京の成長企業さまが中心です。ただ弊社の学生ユーザーは全国にいます。そのうちの多くは就職時に上京することを考えているのですが、一方で地元での就職を希望する学生もいます。そういった学生と地元企業さまとの出会いを創出するために、今後は北海道や東北、関西、九州などの成長企業さまにも支援を広げていきたいと考えています。
また、人材紹介や採用コンサルティングにとどまらず、サービスのポートフォリオを多様化し、より幅広い採用支援を実現していきたいです。
株式会社ウィビッドさまの事例が示しているのは、「即戦力フリーランスを活用することで、人手不足の解消にとどまらず、採用支援の品質そのものを高められる」という点です。
H.Yさん、Y.Oさんという2名の経験豊富なフリーランスが加わったことで、企業への対応はより丁寧かつスピーディになり、結果的にクレームゼロ・信頼度の向上という成果につながりました。
正社員採用ではどうしても時間を要する育成フェーズを省き、必要なタイミングで必要なスキルを投入できるのは、フリーランス活用ならではの強みです。事業フェーズに応じて柔軟に人材リソースを組み合わせることで、採用支援の幅はさらに広がっていくでしょう。