【株式会社カカクコムさま】優秀なフリーランスエンジニアを活用し、新規事業を成功に導く

2024.12.05

左から、弊社担当 鯨井、食べログ開発本部 飲食店システム開発部 部長 佐々木さま

株式会社カカクコムさまは、ユーザー本位の新しい価値を創出しつづけ、未来の”あたりまえ”を創造するインターネット・サービス企業として、生活の様々なシーンにおけるサービスを企画・開発・運営しています。なかでも購買支援サイト「価格.com」やレストラン検索・予約サービス「食べログ」などのサービスは、多くの人々に重宝されています。

食べログ開発本部 飲食店システム開発部 部長の佐々木 太一朗さまは、「食べログ」における予約サービスや食べログオーダー(モバイルオーダーシステム)を開発するうえで、事業の成長スピードにあったプロジェクト体制を組みたいと考えていたそうです。そこで、優秀なエンジニアが多く存在するフリーランスを活用しようと決意されました。

今回は、フリーランス活用における課題解決の方法や成果、活用してみて感じたことなどを佐々木さまに伺いました。

フリーランス活用を選択した背景について

貴社のビジネスモデルを教えてください

佐々木さま:当社は購買支援サイト「価格.com」やレストラン検索・予約サービス「食べログ」、求人情報の一括検索サービス「求人ボックス」など、ウェブメディアを中心に運営している会社です。

私はそのなかで「食べログ」における飲食店予約事業や、新規事業である食べログオーダーを担当しています。

どのような課題があったのですか?

佐々木さま:主に正社員で体制を拡充していきたいという考えはありつつも、事業スピードに合わせたプロジェクト体制を柔軟に組む動きも必要だと感じていました。

しかし、一般的なSIerへの業務委託による場合、優秀なエンジニアが多いミドルからシニア層の方は社内の管理に回ってしまっていて、なかなか現場にアサインされないという悩みもあったのです。もう少し柔軟性に富んだ方法はないかと模索していました。

なぜフリーランス活用という手段を選択したのですか?

佐々木さま:フリーランス活用は社内でも以前から使っていた手段で、前提として選択肢の一つにある状態でした。

フリーランスのエンジニアはジュニアの方からシニアの方までおり、さまざまなバックグラウンドや技術を持っていらっしゃいます。その方々に、短期間で重要なプロジェクトにご参画いただけるのはとてもメリットだと感じました。

Hajimariへどのような人材をオファーしたのですか?

佐々木さま:「技術力に長けている人」をオファーしました。

また当時、食べログオーダーのプロジェクトチームのなかで方針転換があり、人員を丸ごと入れ替える必要があったため、そこでご活躍いただけそうな方がいないかもご相談しました。

その結果、ユニットリーダークラスのエンジニアとシニアクラスのエンジニアをご紹介いただき、スピーディーに体制構築ができたと思います。

株式会社カカクコムさまへ参画したフリーランス

O.Yさん38歳
キヤノンマーケティングジャパン株式会社に勤務後、個人事業主として独立

新卒でキヤノンマーケティングジャパン株式会社へ入社し、プリセールスとして顧客折衝及びエンジニアリング支援を行う。2013年から2年間はアプリケーションエンジニアとしての業務も経験。2016年に独立し、多くの企業で技術的観点から幅広い支援を行っている。

J.Tさん45歳
株式会社大塚商会を含む数社で経験を積み、独立

法政大学理工学部を卒業し、株式会社大塚商会に入社。大手・中小企業問わず開発からチーム管理まで行う。以降の会社でも開発チームのPMとして、PHPやJavaなどさまざまな言語での開発経験を積む。2014年に独立し、Radical Balance株式会社の代表へ就任。業務委託でPM・ITコンサルタントとして上流工程を行う傍ら、自社で行う業務向けアプリの受託開発も全て自身で行っている。

D.Dさん40歳
開発会社で15年間エンジニアとして活躍

大学卒業後、新卒にて開発会社に入社。約15年間、エンジニアとして活躍する。キャリアの初期〜中期は主に管理システムのJavaでの開発に従事。2018年から3年間は、アメリカに本社を構える有名ポータルサイトの企業に参画し、Rubyを用いた管理画面の開発やNode.js、TypeScript、Go言語などにおいて、さまざまな経験を積む。プログラミングスクール講師としての経験も持っている

A.Tさん29歳
株式会社ウエディングパークのエンジニアとして8年間在籍

株式会社ウエディングパークのSREエンジニアとして、インフラ構築・運用に従事。オンプレミスやAWSにおけるサーバ設計、構築、運用を得意とする。SREチームのリーダーとしては、チーム内の進捗管理やタスクの洗い出し、メンバーのフォローにも携わる。直近では、Terraform を利用したインフラ構築を自動化する仕組みを導入し、大幅な工数削減を実現した。

S.Kさん40歳
株式会社ドリコム、ウェルスタイル株式会社、株式会社あしたのチーム、HITOWAホールディングス株式会社で開発に従事

2003年頃からエンジニアとしてのキャリアをスタートさせ、株式会社ドリコム、ウェルスタイル株式会社、株式会社あしたのチーム、HITOWAホールディングス株式会社でRubyをメインとしてさまざまな開発に従事。株式会社あしたのチームでは、人事評価のWebサービスの開発リーダーとして15名のエンジニアをまとめ、要件定義からクリティカルなバグ修正と機能の開発、リファクタリング、すべてのプルリクエストのレビュー、AWSインフラ構築、エンジニアの育成・1on1面談、アシスタントチームからの問い合わせ対応まで幅広く対応していた。

S.Tさん49歳
株式会社角川デジックス(現:株式会社角川アスキー総合研究所)立ち上げに参画し、株式会社イープラスに転職

株式会社角川デジックス(現:株式会社角川アスキー総合研究所)立ち上げに参画し、システムエンジニア・プロジェクトリーダーとして、プログラム概要設計から開発、テスト、運用等、スクラッチ開発によるシステム導入を担当。その後、株式会社イープラスに転職し、会員数1100万人・年間流通額1000億円規模のチケット販売システムのリプレイスを経験。直近は企画・計画立案や要件定義、PL管理、外部折衝、PJディレクションなどを担う。

K.Tさん39歳
フルスタックエンジニア、プリセールスとして活躍

2015年よりエンジニアとしてのキャリアをスタートし、バックエンドはRuby on Rails、フロントエンドはReact、VueでWebサービスの設計〜運用保守まで携わる。インフラ(AWS)においても、アーキテクチャ設計から構築、運用まで幅広く対応。プリセールスとしての経験も持つ。

K.Yさん29歳
株式会社くふうAIスタジオ、株式会社ユビレジ、セーフィー株式会社、株式会社RevComm、株式会社Emotion Techなどで開発を経験

フロントエンドではフレームワークとしてAngularを得意とし、5年以上開発を経験。バックエンドでは、Rubyで開発を行う。株式会社くふうAIスタジオ、株式会社ユビレジ、セーフィー株式会社、株式会社RevComm、株式会社Emotion Techではそれぞれ開発でフルスタックに活躍。特に株式会社くふうAIスタジオでは、開発における顧客との調整なども積極的に巻き取り、実装以外の面でも広く貢献。

F.Hさん45歳
SIer、飲食業界の企業の情報システム部、イーピーエス株式会社

2001年よりエンジニアとしてのキャリアをスタートし、SIerにて関西の大学のネットワーク、サーバの運用管理やヘルプデスク業務に従事。その後、飲食業界の企業の情報システム部にて社内ネットワーク、サーバの運用管理の経験を積む。2009年より医薬品開発事業を展開するイーピーエス株式会社に入社。社内サーバの運用管理や国内外のグループ会社のインフラ構築を担当し、2014年からはグループ会社全体のインフラを管轄する部門に移り、部長として25名のマネジメントにも従事。

I.Nさん40歳
ヤフー株式会社(現:LINEヤフー株式会社)から株式会社オウケイウェイヴへ転職し、ベンチャー企業を経てフリーランスへ転身

新卒でヤフー株式会社へエンジニアとして入社し、自社サービスの開発にフルスタックに携わる。その後、株式会社オウケイウェイヴに転職し、新規サービスの開発に従事。10名程のベンチャー企業への転職を経て、2016年よりフリーランスへ転身。Rubyでの開発を強みに、株式会社モンスターラボホールディングスをはじめとしたさまざまな企業の案件で活躍。

H.Aさん46歳
株式会社ゼウスを経て複数の事業会社を経験し、フリーランスへ転身

株式会社ゼウスに入社後、エンジニアとしてのキャリアをスタート。主に商品価格通知システムのシステム開発業務に携わる。その後、複数の事業会社での業務を経験し、2017年にフリーランスへ転身。自らの会社も立ち上げ、フリーランスとして経験を積んでいる。

T.Yさん31歳
株式会社onetapを創業

株式会社onetapを創業し、toB向けSaaSの開発に要件定義から一気通貫で携わる。クライアントと要件をすり合わせながら開発を進め、bizサイドの意図を汲み取った設計・開発を行っている。TypeScriptやVueを用いたフロント開発にも従事。

フリーランス活用の成果について

フリーランスの方々にはどのようなポジションで入ってもらいましたか?

佐々木さま:私が担当している、飲食店予約事業と食べログオーダーのプロジェクトに入っていただいています。

飲食店予約事業では予約サービスやインバウンド向けのサービスを開発していただいたり、新しい機能を追加していただいたりしています。難易度の高い部分においても、主力としてご活躍いただいているような状況です。

もう一つの食べログオーダープロジェクトでは、K.Tさんを中心に一つのユニットとして動いていただいています。エンジニアリングマネージャーとプロジェクトマネージャーから案件を受け、チームで捌いていくようなところを丸々お任せしています。

フリーランスの方々はどんな方でしたか?

佐々木さま:例えば先ほどお話ししたK.Tさんは、もともとCTO経験がある方で、技術力も優れたものがあるなと感じています。エンジニアのマネジメントをするうえでバランス感があり、タスク振りも状況に応じて適切に対応いただいています。

食べログオーダー自体がまだまだ新規のサービスなため、営業していくなかで出てきた課題に次々と対応する必要があります。そのようなときにK.Tさんは馬力をかけてしっかり業務を進めつつ、休むときは休むというメリハリのきいたマネジメントをしてくださるので助かっています。

フリーランスの方々にどのように課題解決を進めてもらいましたか?

佐々木さま:とにかく開発を進めたい時期にしっかりと回していただいたおかげで、事業のスピード感を保つことができました。課題としていたところはどんどん解決されていったと思います。

フリーランスの方々が参画した成果はどうでしたか?

佐々木さま:継続的に改善を続けている形のため、現時点で成果を計測することは少し難しいかもしれません。ただ、重要なプロジェクトにしっかり入っていただいて主力として活躍してくださっていることは間違いないので、非常に感謝しています。

食べログオーダーは見通しのしやすいシステムですが、「食べログ」のリソースをいくつか使っているため複雑なものでもあります。

その大きな塊のなかで中身を見て新しい要件を絡め、機能実装する主力になってくださっていること自体が、K.Tさんをはじめとしたフリーランスの方々による成果といえます。

フリーランス活用という手段について

プロパートナーズを活用してみていかがでしたか?

佐々木さま:ミドルからシニアのエンジニアに、スピード感をもって参画していただくための有効な手段だと思います。

エンジニア不足といわれるなかで、この時間軸で優秀なエンジニアを柔軟にプロジェクトへ入れられるということが、とてもありがたいです。

株式会社カカクコムさまにとってフリーランス活用という手段とは?

佐々木さま:食べログオーダープロジェクトのエンジニアは現在20人程度ですが、そこからさらに大きくしようとすると、どうしてもオーバーヘッドが増えていきます。なるべくそれを小さくしようとするなら精鋭に入っていただくしかありません。

シニアクラスのエンジニアの方を正社員で採用しようとすると、1人につき半年から1年程度の時間がかかってしまいます。そのようなときに、フリーランス活用であればスピーディーによい人材を獲得することができます。

リソースが緩和でき、重要なプロジェクトもスピード感を保って進めることができるため、有効な手段だと思っています。

エンジニア不足のなか、優秀な人材をスピーディーに獲得する

株式会社カカクコムさまは、既存および新規事業においてフリーランスを活用されました。

時間をかけて正社員で体制を拡充しつつ、同時に優秀なフリーランスが事業を回していくことで、社内体制を整えながらプロジェクトのスピード感も保つことができたといいます。

また、エンジニア不足といわれるなかで、ミドルからシニアクラスの人材を獲得できることは大きなメリットだったと伺いました。

スピーディーに経験値やスキルが豊富なエンジニアを採用するのであれば、フリーランス活用は最も適した手段だといえるでしょう。

今回の事例のソリューションサービス

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