【株式会社日本パープルさま】現役フリーランスの “生きた知見” で中期経営計画を刷新。事業成長を加速させる新たな一手

2025.03.14

左から代表取締役社長 林さま、経営戦略本部 白石さま、弊社担当 高橋

機密文書管理のリーディングカンパニーとして、官公庁をはじめとする数多くの企業から厚い信頼を得ている日本パープル株式会社。同社は、次なる成長ステージへ飛躍するために、経験豊富なフリーランスの知見を取り入れる決断を下しました。その手段として選んだのが、「メンタープロパートナーズ」です。

「従来の延長線上ではない、新たな戦略が必要だった」と語る代表取締役社長 林壮之介さま。その言葉通り、同社はメンタープロパートナーズを活用し、中期経営計画を大きく刷新。事業成長の確かな道筋を描くことに成功しました。

本インタビューでは、林社長と経営戦略本部の白石大輔さまに、「メンタープロパートナーズ」導入の背景と具体的な活用方法、そして、いかにして事業成長の壁を突破したのか、その詳細を伺いました。

フリーランス活用を選択した背景について

貴社のビジネスモデルを教えてください

林さま:当社は、情報管理のエキスパートとして、創業以来、機密文書の廃棄・管理事業を主軸に展開してきました。

機密文書の安全・確実な廃棄処理をワンストップで提供する「保護(まもる)くん」を主力サービスとし、官公庁をはじめ、金融機関、医療機関など、非常に機密度の高い企業情報の処理・管理を数多く手がけています。

長年の実績と、創業以来一切の情報漏洩事故を起こしていないという高いセキュリティ技術が評価され、お客さまから厚い信頼をいただいております。

現在では、この情報セキュリティ事業で培ったノウハウを基盤に、書類の保管や文書電子化などを手掛けるデジタルアーカイブ事業、重要物品の保管サービスを提供するストレージテック事業へと、事業領域を拡大しています。

メンタープロパートナーズ導入の背景には、どのような課題があったのでしょうか?

林さま:2023年初旬に今後3年間の中期経営計画の策定を進めていたのですが、その中でこれまでの延長線上ではない、新たな視点や経験、知見の必要性を強く感じていました。

特に、事業ポートフォリオの策定や各プロダクトの成長戦略の立案においては、社内の人材だけでは経験や知識が不足している部分があり、その分野に精通し、現役で活躍されている方の力が必要不可欠だと考えました。

また、市場の変化が激しい中で、経営の意思決定のスピードを加速させることも必要でした。これらの課題を解決するために、経験豊富なフリーランス人材の知見やスキルを活用したいと考え、メンタープロパートナーズの導入を決めました。

フリーランス活用に対して抵抗はありませんでしたか?

白石さま:経営層を含め、社内での抵抗はありませんでした。それよりも、新しい視点を取り入れて事業を成長させることのほうが重要だという意見が多数でした。

特に今回のような中期経営計画の策定といった、専門的かつ企業の将来を左右する重要なプロジェクトにおいては、経験豊富な外部人材の知見は非常に有効だと考えています。

もちろん、自社で解決しようという考えもありましたが、特に事業ポートフォリオの策定においては私たち自身が実務で経験したことがなく、より広い視野を持つ方の知見を取り入れたいという思いが強くありました。

そして、何より現役で活躍されているフリーランス人材だからこその、情報の鮮度の高さや実践的なアドバイスに期待していました。

Hajimariへどのような人材をオファーしたのですか?

白石さま:経営レベルの視点でサポートしていただける本部長クラスの方と、事業戦略、特にプロダクト戦略の策定をサポートしていただける、部長クラスの方を依頼しました。

具体的には、経営戦略や事業戦略の策定支援はもちろん、各プロダクトの責任者との会議に同席し、戦略を現場レベルまで落とし込み、実行を支援してくださるような方を求めていました。

また、IT業界・SaaS業界での経験が豊富で、最新の市場動向や技術トレンドに精通していることも重視しました。そこでご紹介いただいたのが、K.KさんとK.Nさんです。

フリーランス活用の成果について

フリーランスの方々にはどのようなポジションで入ってもらいましたか?

白石さま:K.Kさんには、経営戦略本部における経営戦略全般のアドバイザーとして、中期経営計画の策定支援、経営会議への参加、経営課題に対する提言などを担当いただきました。

K.Nさんには、主にプロダクト戦略のアドバイザーとして各プロダクトの成長戦略の立案支援、プロダクト責任者との会議への同席、市場調査や競合分析などを担当していただきました。

お二人はどんな方でしたか?

白石さま:お二人とも、それぞれの分野で豊富な経験と実績を持つ非常に優秀な方です。

K.Kさんは経営戦略の策定や実行支援において、豊富な経験と深い知見をお持ちです。K.Nさんはプロダクト開発やマーケティングに関する幅広い知識と、実践的なノウハウをお持ちです。

そして何より、お二方とも現役で活躍されている方でしたので、情報の鮮度が高く、実践的かつ具体的で詳細なアドバイスをいただけたことが大きかったです。

お二人とのコミュニケーション頻度や、進め方について教えてください。

白石さま:基本的に週に1回、1時間程度のオンライン会議を行い、月に1回は最終週に対面でのコンサルティングを実施していただきました。

事前に宿題として、当社の課題や相談事項を共有し、それに対する解決策や提言を準備していただくことで効率的に議論を進めることができました。

フリーランスの方々が参画した成果はどうでしたか?

白石さま:最も大きな成果は、中期経営計画をより戦略的かつ実行性の高いものへと刷新できたことです。

具体的には、まず当社のパーパス・ビジョン・戦略の整理と一本化を支援いただきました。社内で言語化しきれていなかった部分を客観的視点から整理いただき、全社一丸で事業成長を目指すための強固な基盤ができました。

また、事業ポートフォリオの再定義など、これまで議論が不足していた全社戦略についても深く議論できました。

その他、あるプロダクトの成長戦略議論の際には、「成長のためには責任者が必要」と助言いただき、適任な人物像まで具体的に提案いただきました。結果、新たな製品責任者をアサインし、そのプロダクトの成長戦略が明確化されました。

お二人のおかげで社内だけでは生まれなかった視点を得られ、事業成長を加速させる重要な意思決定ができました。

フリーランス活用という手段について

メンタープロパートナーズを活用してみていかがでしたか?

白石さま:期待以上の成果を得ることができ、非常に満足しています。当社の事業や課題を深く理解した上で、ニーズにマッチした極めて優秀な人材をご紹介いただきました。

例えば、社外取締役を招へいするとなると、就任までのプロセスや手続きが煩雑で、時間的にもコスト的にも一定のハードルを伴います。加えて、当社の事業規模や事業内容に、専門性と人柄が完璧にマッチする方を見つけるのは非常に困難です。

その点、メンタープロパートナーズでは、契約期間や参画頻度などを当社の状況に合わせて柔軟に調整できますし、現役で活躍されている方々から、“今”まさに必要とされている知見やノウハウを、タイムリーに提供いただける。このスピード感は従来のサービスにはない大きな強みです。

株式会社日本パープルさまにとってフリーランス活用という手段とは?

林さま:変化が激しいビジネス環境において企業が成長し続けるには、社内人材の力だけでは限界があると考えています。フリーランス活用は、外部の知見やスキルを積極的に取り入れ、イノベーションを促進するための有効な手段です。

今後、当社では今回の成功を一つのモデルケースに、フリーランス活用をさらに推進していきたいと考えています。具体的には、人事制度の構築や内部管理体制の強化にも、フリーランスの方の専門的な知見を活かしたいと考えています。

メンタープロパートナーズのような、優秀な外部人材と柔軟につながることができるサービスは、企業の成長戦略において、今後ますます重要な役割を担うと確信しています。

フリーランスの”生きた知見”が企業の未来を拓く

株式会社日本パープルさまが抱えた課題は、決して同社に限ったものではありません。「従来の延長線上ではない、新たな戦略」、「社内リソースだけでは不足する専門知識」、「激変する市場への迅速な対応」、これらは現代の企業経営に共通する重要な課題です。

同社は、フリーランスの持つ価値を最大限に活かし、これらの課題を見事に克服。中期経営計画の刷新、そして事業成長の加速を実現しました。

「事業の成長に課題を感じている」、「現状打破の新たな一手を探している」、「優秀な外部人材の知見を取り入れたい」、そう考えるすべての企業にとって、フリーランス活用は現状打破の突破口となる可能性を秘めています。

今回の事例のソリューションサービス

「メンタープロパートナーズ」は、元大手企業のCFOや有名グローバル企業出身の事業家といった超ハイレイヤー人材を、社外メンターとして企業へ紹介するマッチングサービスです。抜擢した幹部レイヤーの育成から、経営陣の次なるステージへの成長まで、企業のあらゆる課題に応じてノウハウを提供します。

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