【あいわ税理士法人さま】ニッチな業界でフレキシブルに動き、中から組織を支えるフリーランスの存在

2025.03.19

左から、弊社担当 神里、笠木 祐輝さま、齊藤 健浩さま

あいわ税理士法人さまは、圧倒的に高い専門家比率を強みとし、経営者視点でサービスを提供する税理士法人です。

数年前より従業員数の増加により従来の評価制度に限界を感じ、税理士業界というニッチな世界でも力を貸してくれる人材を探しており、フリーランス活用を選択したといいます。

今回は齊藤 健浩さま、笠木 祐輝さまに、フリーランス活用を決めたきっかけやその成果などを伺いました。

フリーランス活用を選択した背景について

貴社のビジネスモデルを教えてください

齊藤さま:私たちは税理士法人として顧客と契約し、税務申告を適正に行うための支援をしております。

クライアントの決算・申告は必ずやらなければならないことですが、それだけでなく何か課題を見つけたり、適切なフィードバックと解決のサポートをしたりと、本当に求められていることを実践しようと日々努力しているのが当法人の特徴です。

創業者の石川や現代表の杉山は、「我々が積極的に顧客に提案し、それが初めて価値を生み出すんだ」と常々考えていて、その考えに基づき「クライアントの経営課題を解決する」ことをミッションとして掲げています。

我々職員一同もその考えを実践すべく、日々頑張っています。

どのような課題があったのですか?

齊藤さま:10年前までは30人ほどの規模感だったため、石川や杉山がメンバー一人ひとりについて把握できていました。誰がどのようなスキルを持ってどのような仕事をこなしており、評価をどうしていくのかが、1対1で完了できるような状態だったのです。

しかし少しずつ組織が大きくなるにつれて、同じやり方ではうまくいかなくなってきました。

もう少し組織的な評価の仕組みを作ろうと試みましたが、やはり素人が作ったものではうまく機能せず、かといってそのために人材を採用することも難しい。税理士業界というニッチな世界に、人事に長けた方がはまるのかもわかりませんでした。

なぜフリーランス活用という手段を選択したのですか?

齊藤さま:やはり外部の専門家の力を借りるべきではないかと話が進んだのですが、型にはまったやり方では私たちが求めているものは得られないとも考えていました。

そこで、すでにできあがっているコンサルよりも、比較的フレキシブルに動ける方のほうがマッチしているのではないかと思い、フリーランスを活用することにしました。

あいわ税理士法人さまへ参画したフリーランス

M.Nさん47歳
人事コンサルティング会社での経験を経てフリーランスへ転身

約7年間人事コンサルティング会社へ在籍し、広告、IT、製薬、化学品、商社、金融、不動産、急成長ベンチャー企業などの企業において、約20社ほど人事制度改革を行う。また3年間で人事制度改革、教育体系構築・研修講師、中途採用、女性活躍推進、MVVの浸透、ジョブローテーション制度設計、サクセッションプラン調査、労働生産性向上、人件費コントロール、規程類改定などを主導。

フリーランス活用の成果について

M.Nさんにはどのようなポジションで入ってもらいましたか?

齊藤さま:評価の仕組みを作り、運用するために、組織の一員としてプロジェクトを牽引していただきました。

M.Nさんはどんな方でしたか?

齊藤さま:キャリアをお持ちの方なのでこだわりやプライドがあって当然だと思っていましたが、M.Nさんは私たちの想いを汲みながら、実情に合った動きをしてくださいました。

レスポンスが速く、かつ引き出しが多い方で、私たちだけでは出せないアイデアをたくさんいただきました。

M.Nさんにどのように課題解決を進めてもらいましたか?

齊藤さま:まずは給与や評価体系の現状をお伝えし、分析・課題の抽出をお願いしました。制度設計の問題点を洗い出していただき、アドバイスをいただきながらすり合わせを繰り返していきました。

はじめにスケジュールを出していただいていたので、予定通りに進んでいるのか、あとは何をしなければならないのかなど、ゴールを共有しながら同じ目線で進めることができたと感じています。

加えて、社員向けの制度説明の場でも、M.Nさんが前に出て実際にお話ししてくださいました。

M.Nさんが参画した成果はどうでしたか?

齊藤さま:制度としては運用が始まったばかりなので、どういう形になっていくのかはまだ見えていません。しかし、チームの一員として制度を作り上げ、社員の意見なども引き出してくださったことは大きな成果だったと思います。

また、今後はM.Nさんの力を借りながら、360度フィードバックを運用するプロジェクトも進めていきたいと考えています。

フリーランス活用という手段について

プロパートナーズを活用してみていかがでしたか?

齊藤さま:ニーズに合った方をきちんとご紹介いただけるということが、プロパートナーズの非常に信頼できるポイントです。

私たちは物を売るのではなく専門知識を提供しているため、「人」について高いスキルを持っている方にアプローチできるのはすごく価値のあることだと感じました。

あいわ税理士法人さまにとってフリーランス活用という手段とは?

齊藤さま:これまでもリソースを確保するためのフリーランス活用は行ってきましたが、あくまでも本業における作業をしていただく前提だったため、他の領域でどこまで対応していただけるのかは未知でした。

しかしM.Nさんに出会って、良い影響をもたらしてくれるかどうかは人次第なのだと改めて感じることができ、フリーランス活用という手段への捉え方にも変化がありました。

人事以外にも、他の領域でお願いしたいタイミングが出てくれば、ぜひフリーランスを活用したいと思っています。

外からの援護射撃ではなく、中に入って伴走してくれるフリーランスの存在

あいわ税理士法人さまは、人事における評価制度の確立のためフリーランスを活用されました。

税理士業界というニッチな世界で、フレキシブルにさまざまなアイデアを提供しプロジェクトを牽引できるのは、経験が豊富なフリーランス人材ならではの成果だといえます。

外から助言をして人を動かすのではなく、自分自身も組織の中に入り、実情を汲み取りながら動いてくれるフリーランスの存在は、今後ますます重宝されていくでしょう。

今回の事例のソリューションサービス

「人事プロパートナーズ」は、採用、労務、制度設計、育成、組織改善の業務において、アシスタントから戦略設計、現場教育まで担えるハイレイヤーの人事と出会うことができるマッチングサービスです。企業さまのその時々の課題を、短期~長期で解決していける即戦力の人事人材をご紹介いたします。

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